今治市合併20周年を記念して、今治市内各所で「新しい公共」について考えるイベント「自立するコミュニティってなんだ?」が2月に開催される。
同イベントは「今治で新しい公共を創るための4日間」をテーマに、少子化などさまざまな課題に対し創意工夫しながらコミュニティーの活性を図っている人たちをゲストに招き、4日に分けて行う。各日に、新しい公共を考えるための「キーワード」を設定し、そのキーワードを踏まえた方面で活動しているゲストが登壇する。
初日の「アート」では、劇作家・演出家の平田オリザさん、せんだいメディアテーク アーティスティックディレクターの甲斐賢治さん、Imabari Landscapesの周山祐未さん、デザインスタジオNINO inc.の二宮敏さんがゲストとして登場。2日目の「ケア」では、NPO法人「ハンズオン埼玉」理事・真庭市立中央図書館館長の西川正さん、多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」の首藤義敬さんが登壇する。3日目の「DIY」では、NPO法人「離島経済新聞社」代表理事の鯨本あつこさん、合同会社廃屋や西村組を立ち上げた西村周治さんが登場し、最終日の「音楽」は、作家・画家・音楽家などさまざまな顔を持つ坂口恭平さんをはじめ、寺尾紗穂さん、マヒトゥ・ザ・ピーポーさん、テニスコーツさんなどによるトーク&ライブが行われる。
同イベントを企画したのは、今治市内で音楽ライブなどを企画している「今治ホホホ座」(今治市共栄町)と、大島でコミュニティーづくりや子ども向けの企画などを行う「KAIこども組合」(吉海町)、イベントスペースやキャンプ場も営むブルーベリー農園「森のともだち農園」(玉川町)の3団体。それぞれ同市内を活動の拠点とし、今治を盛り上げようと奮闘している。企画メンバーの一人である、今治ホホホ座の豊島吾一さんは「今日、各界で先進的な取り組みを行って注目されている人たちが今治に集合する。どの日も聞き応えがあり、しかも無料で参加できる、またとない機会。ぜひいろいろな人に足を運んでもらえれば」と参加を呼びかける。
開催日は、初日「アート」=2月1日、2日目「ケア」=2月7日、3日目「DIY」=2月22日、最終日「音楽」=2月23日。初日~3日目は参加無料(要事前申し込み)。最終日は、入場料=2,000円、高校生以下無料。会場は、今治ホホホ座や今治市民会館など。