
今治市内各地で現在、桜が見頃を迎えている。
掌禅寺(今治市菊間町池原)の樹齢約400年の金龍桜が見頃を迎え、週末には花まつりコンサートが開かれるなど、多くの人が桜の開花を楽しんだ。
副住職の柳瀬明洲さんは「例年通り、今年もきれいに咲いてくれた。既に週末を経て見頃のピークは過ぎたが、29日の祭りにはいろいろな人が足を運んでくれた」と話す。
23日から続いていた今治市長沢を起点とした山林火災は、31日11時に「鎮圧」が宣言され、収束に向かいつつある。柳瀬さんも「今年は火事の影響もあってか、花見客は少し少ない印象だった。無事に火事が収束傾向にあって良かった」と安堵(あんど)の声を漏らす。
同寺の桜はエドヒガンザクラで、一般的にはソメイヨシノよりも開花時期が早いといわれる。市内各所のソメイヨシノも既に開花しており、あと少しで満開となって見頃を迎える。