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道の駅今治湯ノ浦温泉、山火事乗り越えオリジナルジェラートで新商品販売

ゴールデンウイークに販売を始めたばかりのオリジナルジェラートが人気だという道の駅今治湯ノ浦温泉。

ゴールデンウイークに販売を始めたばかりのオリジナルジェラートが人気だという道の駅今治湯ノ浦温泉。

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 今年3月の大規模な山火事を乗り越え、活気を取り戻した道の駅今治湯ノ浦温泉(今治市長沢)が5月18日、オリジナルフロートの販売を始めた。

道の駅今治湯ノ浦温泉の新商品「塩レモンソルベフロート」

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 今年3月に今治市で発生した大規模な山火事により、一時的に営業休止を余儀なくされた道の駅今治湯ノ浦温泉。駅長の村上みおさんは「一時は火の手がすぐそばまで迫り、どうなることかと思った」と、当時の緊迫した状況を振り返る。しかし、消防関係者や地域住民の懸命な消火活動により、幸いにも火の手から逃れることができ、その後は消防の現場指揮本部として施設を開放するなど、消火活動に協力。現在では地域の玄関口として、にぎわいを取り戻している。

 今回、新商品として販売を始めた「塩レモンソルベフロート」(780円)は、ゴールデンウイークに販売を始めたばかりのオリジナルジェラートを使った商品。このジェラートは、「関東圏で多数店舗を展開する人気ジェラート店との出会い」をきっかけに2月から準備を進め、4月末に販売開始にこぎ着けた。村上さんは「発売を控えた3月末に山火事が発生し、先方から販売延期を提案されたが、『こんな時だからこそやりたい』と販売開始に至った」と、逆境を乗り越えての新商品投入への強い思いを話す。

 現在、同駅で販売されているジェラートのフレーバーは10種類。中でも「塩レモンソルベ」「せとかショコラ」は、同駅オリジナル商品を使って開発した限定フレーバー。今回は、その中でも特に人気の「塩レモンソルベ」を使い、夏に合わせてフロートを開発。同駅でも販売する、大三島産のレモン果汁とマーマレードを使った「塩レモンソルベ」を、無糖のレモンソーダに浮かべた。

 村上さんは「気温も上がり、ジェラートの売れ行きは好調。リピートしてくれるお客さまも多く、継続的に売れている」と話す。「今後は、ほかのフレーバーや商品開発もしていきたい」と意気込む。

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