
大角海浜公園で(今治市波方町波方)で5月3日、週末に定期開催する「おおずみ青空市」が始まった。
立ち上げたのは、波方エリアの地域おこし協力隊として活動する町田勇弥さん。同地区在住の市民らと運営に当たる。
開催の経緯について、町田さんは「国立公園である大角海浜公園は、春は河津桜、夏やキャンプやバーベキューと、多くの人でにぎわうにもかかわらず、これまでおもてなしをする場所がなく、以前から『ここに物販ができる場所があれば』という声を聞いていた。波方産の物を中心に、おいしいものや地域の魅力を知ってもらいたいと思い企画した」と話す。
出店場所は公園駐車場の一角。中古の学校テントを利用した販売ブースには、同地区で生産された野菜のほか、菓子やおはぎ、クラフト雑貨などを並べる。同地区で人気の焼き鳥屋台も出店し、食欲をそそる香りも漂わせる。
初日となった当日はゴールデンウイークということもあり、公園は多くのキャンプ客でにぎわいを見せた。9時からおよそ30人が集まり、ビーチクリーンを実施。10時のオープンを迎えると次々と来店客が訪れ、新鮮な野菜やパンは午前中のうちに売り切れに。町田さんによると、この日だけで延べ約130人が来場したという。
町田さんは手応えを感じている様子で、「多くの波方の皆さんに協力してもらって運営できている。観光客に喜んでもらうことはもちろん、地域の人たちの交流の場になれれば」と話す。
おおずみ青空市は土曜または日曜の10時~15時に開催。開催日はインスタグラムで知らせる。