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今治・常盤町に「タイガーラーメン」 八幡浜から移転、新天地で新たな挑戦

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 ラーメン店「タイガーラーメン」(今治市常盤町)が6月2日、今治に移転オープンした。

今治・常盤町に「タイガーラーメン」 外観

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 店主は松山市出身の千葉達也さん。長年飲食業に携わった後、5年ほど前、3年間の研究を経て完成したという自慢のラーメンでキッチンカー事業をスタート。「一度聞いたら忘れられないインパクト」を追求し、屋号を「タイガーラーメン」と名付けた。

 キッチンカーでの営業を始めた直後、コロナ禍に見舞われたものの、「かえって出番が多く、あちこちに出店した」と千葉さん。その中で八幡浜市との縁が生まれ、3年ほど前に路面店を構えるに至った。八幡浜での営業は順調だったものの、店が飲み屋街にあり夜間営業のみだったことから、「子連れ世帯や学生にも気軽に足を運んでほしい」との思いが募り、1年ほど前から移転先を探していたという。

 今治市を選んだ理由について、千葉さんは「キッチンカーで出店したこともあり、県内でも勢いがあって盛り上がっている印象を持っていた」と話す。今年に入って移住し、開店準備を進めてきた。

 店内はカウンター7席。麺メニューは、鶏ベースのスープを使ったラーメンと油そばを主に展開する。中でも「一番人気」と千葉さんが推すのは「濃厚味噌(みそ)ラーメンDX」(1,180円)。その他、「味噌ラーメン」(980円)、「醤油(しょうゆ)ラーメン」(880円)、辛さが特徴の「レッドタイガー」、「台湾まぜそば」(以上980円)など、多彩な麺メニューをそろえる。

 高校生以下の子ども向けに、麺の量を1.5倍にした「学生ラーメン」(750円)も用意する。サイドメニューは「肉みそ玉子飯」(580円)、「めし」(小・中=220円、大=350円)など。瓶ビールやコーラ瓶、おでんなども用意する。

 オープン初日は、用意していたチャーシューが売り切れるなど幸先の良いスタートを切った。「まずまず、お客さまに来ていただいた」と千葉さん。券売機の故障というハプニングに見舞われたものの、今治市内のキッチンカー仲間の協力もあり、無事営業を終えたという。

 今治での新生活について、千葉さんは「街だけでなく、ほどよく自然も豊か。農村地域は空が広く四国山脈が見えて感動した。満喫している」と笑顔を見せる。「親子や学生、老若男女問わず、いろいろな人に来てほしい」と、地域に愛される店づくりへの意気込みを見せる。

 営業時間は、11時30分~15時、17時~19時30分。駐車場は「カラオケまねきねこ今治常盤店」と共用利用。

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