
豪華クルーズ船「シーニック・エクリプス2」が6月10日、今治港沖に初めて寄港し、市民や幼稚園児らの温かい歓迎を受けた。
クルーズ船の乗客を出迎える園児ら=みなと交流センター「はーばりー」(今治市片原町)で
バハマ船籍の同船は、オーストラリアのシーニック・クルーズが運航するラグジュアリークラスのクルーズ船。全長約168メートル、総トン数1万7085トンを誇る。8階層のデッキには全室ベランダ付きのスイートルームを設け、乗客定員は228人。
当日は、オーストラリア人を中心に約220人の乗客を乗せた同船が、今治港沖に停泊。乗客らはボートに乗って、みなと交流センター「はーばりー」(今治市片原町)に上陸した。地元の幼稚園児と今治市のマスコットキャラクター「バリィさん」らが出迎え、盛大な歓迎ムードに包まれた。
歓迎に協力した幼稚園児たちは、その後、見学船に乗船し、同船を間近で見学。その迫力ある姿に、子どもたちからは「大きい」「すごい」などの歓声が上がった。参加した園児は「ホテルみたいな船を初めて見て、大きかった」と感想を話していた。
同船は6月6日に大阪を出発し、20日までの日程で日本と台湾の主要な港を巡るクルーズの途中、今治港に立ち寄った。今治でのひとときを楽しんだ乗客を乗せ、同船は10日夜、次の寄港地である広島に向けて出港した。