
パーソナルトレーニングジム「SACOGYM(サコジム)」(今治市矢田)が6月3日で3周年を迎えた。
同ジム代表の佐光亮平さんは今治市出身。学生時代はサッカーに熱中し、社会人になっても競技を続けていたが、20歳の時にトレーナーの道に進むことを決意。関西の養成校で専門知識を学んだ。「今治で開業したいという思いがずっとあった」という佐光さん。22歳で今治市にUターンし、フィットネスクラブに就職した。
その後、「トレーナーとして経験を積みたい」と広島県で活躍するスポーツトレーナーの元へ。6年間の修業期間中も、佐光さんはSNSで「今治」というキーワードを発信し続けた。それが現在の物件オーナーの目に留まった。週に一度、今治市内で場所を借りて個別のトレーニング指導を始めたところ、紹介で顧客が増加。「今治で開業するしかない」と決意し、再度、地元に戻った。
「トレーニングの基本は、ゆがみのない体づくり」と佐光さん。まずは姿勢や動作を細かくチェックし、問題のある部分を特定。そこを修正する動きを取り入れることで、ボディーラインの改善に加え、運動パフォーマンスの向上にもつながるという。
昨年からはトレーナーを増員し、現在は2人体制で指導に当たっている。トレーナーの宮田勇也さんは子ども向けの体幹トレーニング教室も実施している。「現代の子どもたちは体を思いきり動かす機会が少ない。遊びの要素を取り入れながら、子どもたちの健やかな成長をサポートしていきたい」と話す。
今後の展望について、佐光さんは「もう少し大きなトレーニング施設をつくりたい」と意気込む。「体の不調を整えたり、アスリートのパフォーマンス向上に貢献したり、体の専門家として地域の方々に頼ってもらえる存在になれれば」とも。
営業時間は8時30分~22時。日曜・祝日定休。