
今治市は、夏の風物詩である「今治市民のまつり『おんまく』」のフィナーレを飾る「おんまく花火」を今治城天守から観覧できる特別席を、今年もふるさと納税の返礼品として提供する。現在、寄付を受け付けている。
「おんまく花火」は毎年20万人以上が訪れる同市最大のイベントで、今年は8月3日に今治港周辺で開催する。中四国最大級となる約1万発の花火が夜空を彩り、例年、訪れる人々を魅了する。
ふるさと納税の返礼品として提供する特別観覧席は、戦国大名・藤堂高虎が築城した今治城の最上階に設ける。同所からは、今治港から打ち上げる迫力ある花火に加え、瀬戸内海やしまなみ海道の美しい夜景を一度に楽しめる。
今治あきない商社の担当者によると、「今治の『いいもの』を体験できる機会を」という思いから昨年、天守での花火観覧の提供を始めた。昨年は1グループ10人限定での募集だったが、今年はより多くの人にこの感動を味わってもらいたいと、ペア6組12人での募集へと変更した。
返礼品には天守の特別観覧席のほか、花火の打ち上げ場所にほど近い今治港エリアに、SB席(最大10人利用可能なブロック席、1組限定)とA席ペア(5組限定)も用意するなど、多様なニーズに応える観覧プランを用意する。寄付金は、同市のまちづくりや地方創生事業に充てる。
同市担当者は「体験を機に今治の魅力を体感し、ファンになってもらえれば」と、新しいつながりが生まれることを期待する。
ふるさと納税の寄付額は、今治城天守閣から観覧できる特別席=80,000円、SB席=180,000円、A席=32,000円。7月22日まで販売する。