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アクロバティックな武道「躰道」の演武・体験会 今治で初開催へ

「まずは体験してもらいたい。動きの面白さや武道の奥深さを感じてもらえる機会になれば」と高松さん

「まずは体験してもらいたい。動きの面白さや武道の奥深さを感じてもらえる機会になれば」と高松さん

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 空手と体操の要素を融合させた新しい武道「躰道(たいどう)」の演武会と体験会が7月20日、今治市営中央体育館(今治市別宮町)で開催される。主催は東京を拠点とする武道団体「創玄会」。地域での普及を目指し、今治での開催は今回が初となる。

「躰道」の演武の様子

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 躰道は、空手の打撃技に加え、回転や宙返りといったアクロバティックな動きを取り入れた武道。「体を道具のように使う」という理念に基づき、美しさや演武としての完成度も重視する。国内の競技人口は約3000人とされている。

 当日は14時から演武会、14時30分から体験会を予定。演武会では、東京や徳島から来場する講師陣が、3~4人ずつのグループで3種類の演武を披露する。体験会では「旋・運・変・捻・転」という5つの基本的な身体操作「操体」を参加者が実際に体験できる。小学生以上が対象で、参加無料。初心者や未経験者の参加も歓迎するという。

 創玄会は、東京大学の躰道部を立ち上げたメンバーらによって構成され、現在は約30人が所属。都内の体育館を拠点に活動しながら、全国大会などにも出場している。

 今回の開催は、同会所属で、東京在住の高松大地さんが中心となり実現したもの。高松さんは「躰道を中・長期的に広めていきたい」と考えていた中で、知人との会食をきっかけに今治での開催を決意したという。妻が今治で暮らしている縁もあり、地域の人々とのつながりを感じる中で、「この地でまず知ってもらうことが大切」と話す。

 今後は四国地方でも普及を進めたい考えで、既に徳島や広島でも活動が広がっているという。高松さんは「まずは体験してもらいたい。動きの面白さや武道の奥深さを感じてもらえる機会になれば」と話す。

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