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今治に海鮮料理店「海鮮小屋 うろこ」 地魚を使った海鮮丼や刺し身定食など

メインで切り盛りしている秋山翔太さん。26歳と若手ながら持ち前の明るさで利用客をもてなす

メインで切り盛りしている秋山翔太さん。26歳と若手ながら持ち前の明るさで利用客をもてなす

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 今治市で水揚げされた魚介を使った海鮮料理店「海鮮小屋 うろこ」(今治市天保山町)が7月30日、今治卸売市場隣の「総合卸売センター」にオープンする。

今治「海鮮小屋 うろこ」 店内の様子

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 今治の地魚を盛り上げたいと、同市のスナック「ecrin(エクラン)」(松本町)店主の秋山さんと息子の翔太さんが開業した。今治港周辺は漁師町として栄え、現在も漁業が行われているが、ここ数年は魚の漁獲量低下や昨今の魚離れの影響で価格も低下しているのが現状。漁師や鮮魚店が苦戦している様子を見て、知人の鮮魚店などと共に「新しい打ち出し方ができれば」と開業に至った。

 同店では地元の漁師や鮮魚店がバックアップして、今治で水揚げされた旬の魚介類を楽しめるのが特徴。地魚の刺し身定食や海鮮丼のほか、テーブルで焼きたてが食べられる浜焼きなどもあり、その時々の新鮮な魚を提供する。今の時期は、カマスやアジ、メッキ、イカ、ハモ、地エビなどが刺し身としてよく並ぶという。翔太さんは「養殖ものを出す店が多い中、当店では今治で水揚げされた地ものにこだわって出している」と話す。

 「今治には昼からお酒が飲める店が少ない」ことから、アルコール類も用意。地酒などもそろえ、新鮮な魚介と共に提供する。プレオープン日には、近隣で働く人や組合関係者のほか、子ども連れなどのファミリー客が来店していた。

 メインで切り盛りする翔太さんは今治市出身。県外での飲食店勤務を経て、コロナ禍を機にUターン。今治の魅力である魚介を生かし、「生まれ育った今治が活気あふれる街になってほしい。それを盛り上げる一助となれば」と意気込む。

 営業時間は11~15時。火曜定休。

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