国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所は11月11日、整備を進める今治小松自動車道に新たに設けられるインターチェンジの名称を「今治朝倉IC」に正式決定したと発表した。開通は2026年度中を予定している。
今治小松自動車道は、今治市から西条市小松町までを結ぶ延長約23キロの自動車専用道路。「いよ小松JCT」から「今治湯ノ浦IC」までは既に供用されているが、「今治湯ノ浦IC」から「今治IC」までの約10.3キロ区間(今治道路)は2001(平成13)年度に事業着手されて以来、未開通となっていた。
今回名称が決まった「今治朝倉IC」は、旧今治市と旧朝倉村の境界付近に位置。事業化当初から仮称として使われていた名称で、地元自治体や関係機関の意見を踏まえ、地域に根ざした分かりやすい呼称として正式採用した。
松山河川国道事務所によると、今治朝倉IC~今治湯ノ浦IC間の工事は順調に進行しており、2026年度中の開通を目指しているという。今治IC~今治朝倉IC間の開通時期は未定ながら整備が続けられており、今治市街地と松山自動車道を直結するルートとしての完成が待たれる。
同事務所の担当者は「本州と四国を結ぶ高規格道路ネットワークの『空白区間』がつながることで、物流効率の向上や観光交流の促進など、地域経済への波及効果が期待される」と話す。