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今治でセミナー「不登校って何なん?」 経験者の話交え地域でつながる場に

講演会を主催する「おやこライフデザイン」みやざきみきさん。「今後も定期的に続けていきたい」と語る

講演会を主催する「おやこライフデザイン」みやざきみきさん。「今後も定期的に続けていきたい」と語る

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 不登校セミナー「不登校って何なん?」が7月14日、バリクリーン(今治市町谷甲)で開かれる。主催は「おやこライフデザイン」で、今治での開催は初めて。

不登校セミナー「不登校って何なん?」今治で初開催

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 不登校と定義される子どもの数は全国で29万人を超えており、高校生も合わせると35万人に上るとされる。こうした現状を受け止め、地域の人々に何ができるのかを経験者の話を交えながら講演するという。これまでに松山市や伊予市、香川県丸亀市などで計5回開き、約100人が参加したという。

 ゲストスピーカーは、不登校家族の居場所づくりの活動を行う「poco pono COCO」代表の太田聡美さん。講演するようになった経緯について、太田さんは「私自身が中学の頃から不登校になり、親子共に苦しい時期を過ごしてきた。当時、家以外に居場所がなく、どこにも行く所がなかった。大人になって改めて不登校を考えたときに、大切なのは『人とのつながり』、そして『地域の理解』だと思い、地域の人向けの話として開催しようと思った」と振り返る。

「講演会では、不登校のことをあまり知らない人向けに、不登校の現状、私自身の体験談や子どもたちの声、不登校家庭との関わりについて話す。講演を通して不登校を知る機会を持ち、私たち地域の大人に何ができるのか、考える時間を作ってほしい」と太田さんは呼びかける。

 今治での講演を主催する「おやこライフデザイン」代表のみやざきみきさんも、自身の子どもが中学から約6年間、不登校だった当事者家族。みやざきさんは「松山で開かれた『不登校って何なん?』で講演を聴いた際、『ぜひ今治でも話してほしい』と太田さんに打診し、今回の開催に至った。松山での講演では、遠方から来る方もいて、不登校家族同士の情報交換の場にもなっていた。今治では初開催だが、これまで地域で横のつながりができていなかった親にも来てほしい」と呼びかける。

 開催時間は18時~19時30分。参加無料。要予約。予約はウェブサイトで受け付ける。

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