暮らす・働く

今治・玉川町で「ふるさとワーホリ」 農園や旅館で2週間の地域暮らし

森のともだち農園でキッチンカーの出店補助をする久澄さん(右)と古川(左)さん。

森のともだち農園でキッチンカーの出店補助をする久澄さん(右)と古川(左)さん。

 今治市の玉川・鈍川エリアで8月27日、「ふるさとワーキングホリデー」が始まった。都市部などから参加した8人が、地域で働きながら暮らしを体験している。

今治・玉川で「ふるさとワーホリ」 今治を知る体験も

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 ふるさとワーキングホリデーは、参加者が一定期間地域に滞在し、働いて収入を得ながら、地域住民との交流や地域ならではの暮らしを体験する取り組み。今治市での実施は昨年に続き2回目となる。

 滞在期間は9月9日までの13泊14日間。参加者は玉川町内の一軒家で共同生活を送りながら、旅館「カドヤ別荘」、温浴施設「鈍川せせらぎ交流館」、農産物直売所「玉川湖畔の里」、「森のともだち農園」などで働く。就労日は8日間で、接客や清掃、販売、品出し、農作物の収穫などを担当するほか、地域住民との交流や地域体験にも参加する。

 森のともだち農園(玉川町龍岡上)では、久澄紗花さんと古川愛子さんが、ブルーベリーの収穫や配送、商品へのラベル貼り、キッチンカー出店の補助などに取り組んでいる。大阪府在住で学校の非常勤講師を務める久澄さんは、さまざまな地域を知ろうと大阪で開かれた移住フェアを訪れ、同プログラムを勧められたことをきっかけに応募した。「戻ったら、先生としてこの経験を生徒たちに伝えたい」と話す。大学4年生で埼玉県在住の古川さんは、社会人になる前に今だからできることに挑戦したいと考えていたところ、インスタグラムで同プログラムを知った。「玉川の空を見て、泣きそうになるほど感動した。自分の地元にも知らないことがたくさんあると気付いたので、この2週間で得た視点を生かして、地元のことももっと知りたい」と話す。

 森のともだち農園の森譲寛さんは「高齢化が進む地域に、『関係人口』という形で若い力が入り、地域の中を循環していくことは、受け入れる私たちにとっても大きな刺激になる。仕事だけでなく、この地域で実際に暮らしてもらうことで、私たち自身も地域の魅力に改めて気付いたり、これまで見えていなかった課題を再確認したりする機会になっている」と話す。