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今治に市民ミュージカル劇団 現役高校生がメンバー集めに奮闘

東予地方を拠点に、市民ミュージカルが立ち上がる。

東予地方を拠点に、市民ミュージカルが立ち上がる。

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 今春の活動開始を目指す市民ミュージカル劇団「West Tower」の初となる体験会が1月26日、イオンモール新都市の「丘の上カルチャースクール」(今治市にぎわい広場)で開かれた。

今治に市民ミュージカル劇団 体験会の様子

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 「東予地区でミュージカルをやりたい」と集まった有志メンバー8人が立ち上げた同劇団。きっかけについて、メンバーの一人で、市内で音楽教室を経営するみはたなみえさんは「ミュージカルを見に行くのが好きで、私自身も高校・大学と音楽学校に通ったこともあり、身近で触れる機会も多かった。一方で愛媛の東予地区には目立ったミュージカル劇団がなく、SNSで『やりたい』とつぶやいたのがきっかけ」と振り返る。

 つぶやきに反応したのが、西条市から今治市内の高校に通う青山侑愛さんだった。「西条や地元にないものをつくって、地域活性化に貢献したいという思いがずっとあった」と青山さん。ピアノを習っていたことや音楽や表現に興味があったこともあり、「面識はなかった」みはたさんのつぶやきに「一緒にやりたい」と反応した。その後、青山さんが中心となってSNSを中心に運営メンバーを集め、県内外から8人がそろった。

 体験会当日、幼児から大人まで7人が集まった。参加者はみはたさんの指導に合わせて発声練習をしたり、「ドレミの歌」を体での表現を合わせながら歌ったりするなど、1時間の練習を楽しんだ。

 体験会に参加した市内小学校に通う小池颯佑君は「歌うことが好き。みんなで歌えて楽しかった」と笑顔を見せる。四国中央市から参加した高校生の河野初音さんは「SNSで体験会のことを知った。高校で演劇部に所属していて、勉強になるかなと思って参加した。子どもたちと一緒に歌って、素直な感情や表現がとても参考になった」と振り返る。

 青山さんは「初対面の人同士でも、思ったよりも形になって感動した。地域から応援される劇団を作っていきたい。興味のある人にはぜひ仲間になってほしい」と呼びかける。

 体験会は2月9日、3月23日・30日にも開催予定。

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