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今治・玉川町の水田で「どろリンピック」 泥んこ遊びで田植えを盛り上げ

「どろリンピック」が6月15日、今治市玉川町の「FC今治田んぼ」で開催された。

「どろリンピック」が6月15日、今治市玉川町の「FC今治田んぼ」で開催された。

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 田植えを控えた水田を舞台にしたユニークな競技大会「どろリンピック」が6月15日、今治市玉川町の「FC今治田んぼ」で開催された。

今治・玉川町の「FC今治田んぼ」で「どろリンピック」

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 イベントを主催したのは、JリーグクラブFC今治を運営する「今治.夢スポーツ」(今治市高橋ふれあいの丘)。同社はフットボール事業に加え、環境保全や教育といった多角的な視点から地域社会への貢献に取り組んでいる。2023年からは耕作放棄地を借り上げ、有機栽培・手作業での米作りにも着手。一昨年は約300キロ、昨年も約250キロの米を収穫したという。

 会場は、今年も稲が植えられる予定の水田。当日は午前の部と午後の部に分かれ、総勢63人の参加者が「田んぼフラッグ」「リレー」「サッカー」といった田んぼならではの競技に挑戦した。天候にも恵まれ、参加者たちは泥しぶきを上げながら競技を楽しんだり、気持ちよさそうに水に漬かったりしながら、会場は終始、歓声と笑顔に包まれた。

 姉妹で参加した村上心海さん、華帆さんは「いっぱいドロドロになれて楽しかった」、阿部心美さんは「リレーとかサッカーを泥の中でできて
 楽しかった」と感想を話していた。

 FC今治の浅山莉奈さんは「どろリンピックは、楽しみながら田んぼに親しみを持ってもらえる体験を大切にしている。泥に触れ、体を動かしながら自然とふれあう中で、農業への興味や食への関心が少しでも芽生えてくれたら嬉しい。最終的には、『自分で食をつくれる人』へとつながっていくきっかけになればと願っている」と期待を込める。

 6月22日には田植えを予定する。

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