今治市玉川町の「鈍川せせらぎ交流館」(今治市玉川町鈍川)で4月4日・5日、カブトムシの幼虫掘りイベントが開催される。地元農家から譲り受けた30匹で始まった飼育が順調に実り、今年は270匹の幼虫が誕生。昨年の苦い経験を生かし、満開の桜とともに親子連れを迎え入れる。
同館がカブトムシの飼育を始めたのは2年前。玉川町内の原木シイタケ農家から譲り受けた30匹の幼虫を、館内で成虫まで育てたのが始まりだった。夏にはおよそ100匹の幼虫が生まれ、子どもたちの高い関心に応える形で翌年、ゴールデンウイークに初の「幼虫掘り」を企画。しかし、多くの個体がサナギへと変化してしまい、思い通りのイベントが実施できないという課題に直面した。
今年は昨夏の成虫が残した過去最多の270匹の幼虫を前に、開催時期を大幅に前倒し。3月下旬から3週にわたって開いている。
今回のイベントでは、育った270匹のうち100匹を販売用として用意。残りの170匹は、来年以降も命をつないでいくための「次世代の親」として、引き続き館内で大切に育てていくという。
館内には「メダカ水族館」も常設しており、以前から子どもたちが自然や生き物と直接触れ合える環境づくりに注力してきた同館。今回のイベントも、単なる販売にとどまらず、土に触れ、生き物を身近に感じる教育的な場としての側面も持たせる。
同館の粟飯原咲笑さんは「ちょうど桜も見頃を迎える。花見と温泉と合わせて、ぜひ家族で楽しんでほしい」と来館を呼びかける。
開催時間は11時~18時。参加費は200円。今週末が今シーズン最後の開催となる。