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今治のグルテンフリーカフェ「オリーフ」 1周年で記念イベント

1周年記念イベントの様子

1周年記念イベントの様子

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 今治のグルテンフリーカフェ「Olief(オリーフ)」(今治市旦)が1周年を迎え、2月2日にイベントを開催した。

グルテンフリーカフェ「オリーフ」が1周年記念イベントを開催

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 瀬戸内園芸センターが経営し、自社栽培のオリーブを使ったレシピを提供する同店。店主の丹下敦子さんは「1年間の感謝を伝えるため企画した。オリーブ畑のような空間で特別なメニューを楽しんでもらいたかった」と経緯を話す。イベントでは事前に申し込んだ40人の参加者が、オリーブの木や植物で彩られた店内で料理を楽しんだ。

 当日提供したのは、前菜やスープ、肉料理など、一日限りのコース料理。限定メニューを味わった平林元樹さんは「食材の盛り付けもユニークで、演出もとても楽しめた。また来たい」と話していた。また、まもなく90歳を迎える母を連れて参加した菅美紀さんは「うまみが凝縮した野菜のおいしさに感動した。テーブルに飾られた植物からは季節の移ろいや命の勢いを感じた。家では再現できない食の楽しさを、母と一緒に楽しめて感無量だ」と振り返る。

 瀬戸内園芸センターではおよそ1万本のオリーブの木を栽培。長年、苗木として育成、販売してきたが、近年オリーブの持つ健康効果に注目したことがカフェオープンのきっかけになった。現在はオリーブの搾油ができる施設を整備し、オリーブオイルを自社で生産するほか、オリーブの葉もお茶として販売している。

 同店はグルテンフリーをコンセプトに掲げているが、丹下さんが数年前に体調を崩し、小麦粉を使わないメニューを考えたことが店の方向性にも影響したという。丹下さんは「グルテンフリーに加えて、体に優しい料理にこだわっている。自家製のオリーブオイルを使い、砂糖は控えめ。地産地消の旬の食材を使うことも意識している」と語る。

 開業に当たり、レシピ開発を担当したのは、県内を中心に飲食店のプロデュースやブランディングを手掛けるフードコンサルタントTORICO(延喜)の小林友香子さん。通常営業では小鉢のおかずが複数並ぶ、よくばりランチ(=1,800円)、限定5食のスパイスカレー(=1,600円)などのランチメニューと、米粉ケーキ(=600円)やオーガニックコーヒー(=550円)などのカフェメニューを提供する。自社開発のオリーブオイルのサチのオリーブ(=3,500円)やトマトソースオリーブのヒトサジ(=1,000円)なども店内で販売する。

 イベントを振り返り、丹下さんは「さまざまなお客さまに足を運んでいただいた。今後も来店した人に楽しんでもらえる店づくりをしていきたい」と抱負を語る。

 営業時間は11時~15時。日曜定休。

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