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第一印刷のオリジナルペーパー雑貨「ヨモダ」、明屋書店でも販売開始

自社ブランドのペーパーアイテム「ヨモダ」と、同社によって誕生したPRマスコットキャラクター「バリィさん」。

自社ブランドのペーパーアイテム「ヨモダ」と、同社によって誕生したPRマスコットキャラクター「バリィさん」。

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 第一印刷(今治市喜田村)が開発・販売する自社ブランド「ヨモダ」のペーパーアイテムの実店舗での販売が、2月より明屋書店で始まった。

第一印刷のオリジナルペーパー雑貨「ヨモダ」

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 ヨモダは同社が消費者向けに独自開発したペーパーアイテムのブランド。伝書鳩に着想を得たメッセージカードの「ポッポユウビン」、写真やポストカードを収めることができるペーパーフレーム「メゾン・ド・パピエ」をラインアップする。ブランド名は、音の響きや、どこか親しみやすさを感じる東予地方の方言「よもだ(=とぼけてる)」から付けた。

 1941(昭和24)年創業で、出版物やウェブサイトの企画・制作もをてがける同社。受注制作が中心だが、今回は自社で商品開発を行った。開発は今治市の「新商品・新技術共創推進事業」の一環で実施。全国のクリエーターからアイデアを募集し、2022年春ごろから約1年をかけてクリエーターと社内のデザイナーチームが共同で開発した。

 開発を担当した同社の戸田桃子さんは「商品ができ上がるまで、クリエーターと何度も試行錯誤を繰り返した」と苦労を振り返る。「印刷会社にしかできないクオリティーを追究し、コンセプトが伝わるよう紙の素材選びにもこだわった。完成したアイテムは型抜き印刷や箔押しなどの特殊技術を活用した自信作」だという。

 メッセージカード「ポッポユウビン」は、鳩をモチーフとした愛らしいカードが特長。半分に折ると立たせることができ、ゆらゆらと揺れるインテリア雑貨としても楽しめる。セットの雲型の便せんにメッセージを記入し透明の封筒に切手を貼ると、「まるで鳩が空を飛んでいるような手紙が郵送できる」という。

 ペーパーフレーム「メゾン・ド・パピエ」は、ペーパークラフトのノウハウを応用。組み立てれば家の形になり、はがきや写真、フィギュアなどを飾ることができる。

 これまではオンラインショップのみで扱っていたため、商品が店頭に並ぶのは今回が初めて。県内外の明屋書店46店舗で展開を予定する。戸田さんは「ぜひ多くの人に手にとってほしい。商品を通じて印刷や加工の技術のアピールにつながれば」と期待を込める。

 価格は、ポッポユウビン=330円・495円・550円・715円の4種、メゾン・ド・パピエ=715円。

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