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今治駅前「パシフィックパーラー」がランチ開始 ビーガンメニュー提供

Pacific Parlor Deli(パシフィックパーラーデリ)のシェフ、宮崎英二さん。

Pacific Parlor Deli(パシフィックパーラーデリ)のシェフ、宮崎英二さん。

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 愛媛県産のフルーツを使ったドリンクやフードメニューを提供する「Pacific Parlor(パシフィックパーラー)」(今治市常盤町)が3月8日よりランチの提供を始める。

パシフィックパーラーデリで提供される牛丼セット

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 シェフを務めるのは東京から今年1月に移住した宮崎英二さん。2023年9月に開業し、15時~23時(金曜・土曜は24時まで)に営業する同店のアイドルタイムを生かし、「Pacific Parlor Deli(パシフィックパーラーデリ)」の屋号でランチ営業を始める。席数は20席。

 宮崎さんは熊本県出身、東京育ち。昨年6月に知人の紹介で初めて愛媛に観光で訪れた。「道後やしまなみを2泊3日で巡った。離島が好きでこれまでに沖縄などにも行ったが、今治は風景の美しさと同時に暮らしやすそうだとも感じた。何よりも瀬戸内の雰囲気に引かれた」という。その後、10月には東京で営んでいた飲食店を閉店。「勢いで移住を決めた」と振り返る。

 同店は動物性原料を使わないビーガン対応レストラン。宮崎さんはこれまでも東京でビーガンレストランを経営し、バンドメンバーとしても活動してきた。「音楽仲間のカナダ人カップルのまねをして、試しに動物性食品をやめてみたところ体が軽くなったように感じた」ことがビーガンメニューを始めるきっかけになった。「音楽活動の一環でヨーロッパツアーに行った際には、現地住民の自宅を泊まり歩いた。そこでリアルな現地の食事でもてなしてもらったことも原点になっている。できるだけ地元のものを使った、家庭的なものを提供していきたい」

 メニューでは、大豆ミートと地元産の野菜を使った牛丼セット(950円)などを提供する。今後も「なじみのあるメニューを中心に展開していきたい」と宮崎さん。「今治は野菜の種類が多くて驚いた。地元食材を使って季節感のあるメニューを提供していきたい。ビーガン対応の店は今治では珍しいかもしれないが、食の価値観を押し付けるのではなく自然と選択肢の一つになれば」と期待を込める。

 ランチ営業は金曜~火曜と日曜の11時30分~13時30分。木曜18時~20時、日曜17時~19時も営業。水曜定休。パシフィックパーラーの営業時間とは異なる。

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