多肉植物や塊根(かいこん)植物を専門に扱うショップ「RePlants(リプランツ)」(今治市常盤町8)が5月31日にオープンした。
店主は、地元で造園業を営む「渡部造園」(常盤町7)の3代目・渡部聡志さん。本業では日本の環境になじむ庭木などをメインに扱っているが、4年ほど前、仕事の付き合いがある生産者に誘われて訪れた植物の業者向け展示会で、多肉植物や塊根植物の世界と出合った。
「夏に休眠する植物があるなんて、それまで聞いたこともなかった。自分の想像の範囲外にある、海外や砂漠地方原産の植物に一気に引き込まれ、『世界が広がった』と感じた」と渡部さんは当時を振り返る。
そこから趣味として個人的に収集を始め、やがてオンラインショップを開設。仕入れた植物をネット上で販売するようになった。その後、自宅で育てる植物が増えすぎたため、当初は倉庫代わりとして現在の場所を借りていたという。しかし、オンラインショップの利用者から「現物を見て購入したい」という声が多く寄せられるようになったことから、実店舗としてのオープンを決意。倉庫だったスペースを店にするため、約1年をかけてコツコツとDIYで店舗空間を整え、お披露目の日を迎えた。
店頭に並ぶのは、乾燥地帯などの過酷な環境で生き抜くために独自の進化を遂げた多肉植物や塊根植物。渡部さん自身が「育ててみたい」と感じたものを基準に、国内で仕入れたものや個人輸入したものなどをラインアップする。ユニークな試みとしてオリジナル作品の制作・販売も行う。日本で独自に交配し人工的に生まれた植物を題材に、「この植物がもし野生で自生していたら」という渡部さんの「妄想」を形にしたもので、器の中に砂や岩、植物を配置して自然の厳しさと美しさを表現している。
渡部さんは「初心者の人でも手に取りやすいような価格設定を心がけている。まずは見た目のインパクトを楽しみに、気軽に店へ見に来てほしい。毎週金曜に入荷するので、植物の入れ替わりも楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
営業日はインスタグラムで知らせる。