鶏肉専門の焼き肉店「鶏焼肉 我が家」(今治市郷本町1)が6月10日、今治市内にオープンした。かつて焼き肉店だった物件を居抜きで改修し、全席個室・半個室のプライベート感のある空間で営業を始めた。
共同経営者の一人で店長を務めるのは、西条市出身の久米伊吹さん。今治出身の母親の縁もあり、幼少期から今治はなじみ深い場所だったという。高校卒業後に焼き肉店で働き店長も経験した久米さんは、若いうちの挑戦を求めて一度上京し、飲食業から離れた時期もあった。しかし、「地元で働きたい」とUターンを決意。調理経験が豊富な祖父の存在や親族からの誘い、さらに飲食店やバーの経営を手がける仲間2人との縁が重なり、3人での共同経営という形で同店の出店に踏み切った。
西条や新居浜などの近隣地域ではなじみのある「鶏焼き肉」だが、今治ではまだ導入している店が少ない点に着目したという久米さん。「今治には根強い焼き鳥文化があり、鶏肉自体の人気は高い。ここに鶏焼き肉というスタイルを持ち込むことで、新しい風を吹かせられるのではないかと考えた」と振り返る。
同店のメニューは、好みの鶏肉の部位を「塩」「タレ」「ピリ辛」「辛」の4種類の味付けから選び、客自身がテーブルで焼き上げるスタイル。「かわ」「せせり」が特に人気を集めているという。久米さんは「どれだけ食べても『むつこくない(しつこくない)』のが鶏焼き肉の特長。牛の焼き肉とはまた違った、あっさりとしたおいしさを楽しんでほしい」と太鼓判を押す。
店名の「我が家」には、家族連れにも我が家のようにくつろいでほしいという思い込める。小さな子ども連れのファミリー層も安心して来店できるよう、席は全て個室または半個室の造りとなっており、座敷やテーブルなど6エリアを用意。子ども連れのグループには会計時に無料で「綿あめ作り体験」ができるサービスも用意し、子どもが喜ぶ店づくりを意識している。
オープン直後から満席が続いており、既に隣の物件を活用した増席工事も予定しているという。久米さんは「今治の皆さんに長く愛される、アットホームな場所にしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は17時~24時。月曜定休。