西条市で営業していたスパイスカレー店「やまのカレー」(今治市土橋町)が5月23日、今治市内に移転オープンする。
同店は2020年、西条市内でオープン。古代インド伝承医学アーユルヴェーダの知識に基づいて、旬の地元食材を使ったスパイスカレーを提供している。以前から今治市内で行われるイベントなどに出店していたが、今回、移転に踏み切った。店主の高瀬媛子さんは「今治にあるすごく好きな料理店が移転し、それまで営業していた場所が空いていたことをはじめ、さまざまな縁が重なって今回、今治への移転を決めた」と経緯を話す。
新店舗では、西条の店舗より少し席数が減ったもののイートインとテイクアウト両方に対応。テーブル席のほか、カウンター席や半個室の席もあり、1人でも複数人でも利用しやすくしたという。「以前の店の佇まいを生かしつつ、設計士と相談しながら、やまのカレー仕様にしたところもある」と高瀬さん。白を基調とした「爽やかな」内装に、存在感のある木のカウンターと真ちゅうの照明や装飾をアクセントにする。
提供するカレーの特徴は、旬の食材を使い、素材の特性を大切にしたスパイス使いと、二十四節気に合わせた薬膳的なブレンドで作っている点。基本的にカレーのメニューは1種類で、1つの節気が約半月なのに合わせてカレーの内容も半月ごとに入れ替える。高瀬さんは「季節の巡りに合わせて体調も変化していくもの。その変化に合わせてスパイスを調合し、心身を整えられるようなカレーを作っている」と、スパイスへのこだわりを見せる。
今治での営業について、高瀬さんは「今治の食材をもっと使っていきたい」と話す。「西条での営業の時には、『絹かわなす』『伊予美人』など地元ならではの野菜を使っていた。今治でも『鳥生れんこん』やレモン、魚介類など今治らしい食材があり、自然農法で栽培している精力的な農家も多い。これから、いろいろな食材や生産者と出会いたい。自分のカレーをきっかけに、今治の食材の良さや新たな一面を知ってもらうきっかけになれば」と意気込みを見せる。
営業は土曜~月曜。営業時間は11時30分~15時(日曜は13時30分まで)。イベント出店などにより臨時休業あり。