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今治に複合交流拠点「伯方島テラス」 カフェや滞在施設、地域のにぎわい再生へ

伯方島出身でアンテナショップ「はかたより」で店長を務める岡田美都花さん(左)と、カフェ「アイルコーヒー」・食堂「なぎなみ」で店長を務める吉澤美咲さん(右)。

伯方島出身でアンテナショップ「はかたより」で店長を務める岡田美都花さん(左)と、カフェ「アイルコーヒー」・食堂「なぎなみ」で店長を務める吉澤美咲さん(右)。

 今治市伯方島の旧役場跡地に、公共施設と民間施設が融合した複合交流拠点「伯方島テラス」が開業して約1カ月がたった。

今治・「伯方島テラス」 アンテナショップ「はかたより」

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 開業日は7月19日。買い物、学び、健康、交流の機能が一堂に集約された同施設の開業で、過疎化が進む島の利便性が上がるなど、地域の動きも変える新たな拠点として注目を集めている。

 運営を担うのは「伯方島まちづくり」。代表の阿部克也さんは、塩田や内航船の往来でにぎわい、1万1000人以上が暮らしていた幼少期の風景を自身の原点に挙げる。現在、島の人口は約5500人にまで減少。「このままでは地域が持続できない」という強い危機感から、地元の有志らと共に同プロジェクトを立ち上げた。

 施設のコンセプトは「この町のリビングルーム」。観光客だけでなく、地元住民が日常的に集える場所を目指し、飲食や購買、金融・郵便機能、公共施設を集約。世代を超えて人が緩やかにつながる空間を目指す。

 館内には、島内外の客を迎える店舗がそろう。

 カフェ「アイルコーヒー」ではスペシャルティコーヒーや島の旬のフルーツを使ったドリンクを提供し、食堂「なぎなみ」では地場産品を生かした定食を用意する。両店の店長を務める吉澤美咲さんは「島内には定食屋やコーヒーだけを飲めるような場所が少なかったため、島や周辺地域の食材を楽しめる場所をつくった。地元の方に愛されつつ、観光客も気軽に立ち寄れる場所にしたい」と意気込む。

 アンテナショップ「はかたより」には、伯方島や今治をはじめ県内各地の特産品が並ぶ。一度島を離れた後に Uターンした店長の岡田美都花さんは「昔あった店が減り寂しさを感じていたが、この場所ができたことで新たな活気が生まれることを期待している」と語る。

 多国籍な冷凍食品を扱う「Hakata FROZEN」と、重機ラジコンで宝探しが楽しめる体験型施設「ザ・サンドボックス伯方」もオープン。「Hakata FROZEN」では伯方の塩を使ったソフトクリームなども取り扱う。オーナーの白川亨さんは「造船関係などで外国人も多い島に合わせ多国籍商品を取りそろえた」と話す。今後については「子どもたちが楽しめるイベントなども企画していきたい」と意気込む。

 施設内には宿泊施設「ISLAND STAY HAKATAJIMA TERRACE」も備え、サイクリストや観光客、移住検討者の新たな滞在拠点としての役割も果たす。

 さらに公民館や体育館といった公共施設に加え、郵便局や銀行も併設されており、日常生活に必要な機能が一カ所で完結する仕組みとなっている。

 同社は「伯方島テラスだけで全ての課題が解決するとは思っていないが、UターンやIターン、定住のきっかけを生み出したい。まずは現在の人口を維持し、将来的には6000人を目指すための突破口にしたい」と未来を見据える。

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