シンガー・ソングライターの二階堂和美さんや関西のブラスバンド「三田村管打団？」らが出演する音楽ライブ「ぼくらの市民会館・夏」が7月20日、今治市民会館（今治市別宮町）で開催される。音楽ライブなどを企画する今治ホホホ座（共栄町）が6年ぶりに主催する。

音楽ライブが開かれる今治市民会館

　今治市民会館は、今治市役所庁舎や公会堂とともに、日本を代表する建築家・丹下健三氏が設計を行ったホール。今治市で幼少期を過ごした丹下氏が手がけた貴重な建築で、今回、今治ホホホ座（今治市共栄町）の主催で6年ぶりに音楽イベントを開く。今治ホホホ座主宰の豊島吾一さんは、「地元にある名建築を活用する方法として、ライブを企画した」と話す。

　広島県在住の二階堂さんは1999（平成11）年のデビュー以来、スタジオジブリ映画「かぐや姫の物語」（2013年）主題歌の作詞・作曲・歌唱、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」の展覧会への出演、ジャンルを問わず多くのアーティストとの共演など多方面で活躍している。愛媛県では昨年11月に今治で開催された音楽フェス「ハズミズム2023」に出演するなど、度々ライブを行ってきた。今回は二階堂さん自身の演奏に加え、関西を拠点に活動するブラスバンドの「三田村管打団？」とのコラボユニット「二×三（ニカケサン）」による演奏も披露する予定。

　元々は2年前に開催予定だったが、二階堂さんの夫でベーシストのガンジー西垣さんの訃報により延期になっていた。豊島さんは「今回、ようやく2年越しに開ける。当日は土曜夜市などもあり、中心市街地がにぎわう日。市民会館から、さらに盛り上げていければ」と意気込む。

　17時開場、18時開演。料金は、事前予約＝4,300円、当日＝5,000円（高校生以下無料）。予約はメールで受け付ける。今治市役所の駐車場が利用できる。