今治のご当地キャラクター「バリィさん」の尻尾部分だけをモチーフにしたクッションのネット予約販売が9月13日に始まった。発売元は第一印刷（今治市喜田村）。

「バリィさん」の尻尾って、こんな形だったのか！

　バリィさんは今治市をイメージしたPRマスコットキャラクターとして、2009（平成21）年に誕生したご当地キャラクター。「ゆるキャラグランプリ2012」王者に輝くなど、全国区での知名度と人気を誇る。

　バリィさんの誕生日は語呂合わせで「8月3日」。今年の8月で誕生15周年を迎えた。

　同社社員で、バリィさんの生みの親である宮田麻子さんによると、「バリィさんとファンの人が触れ合う時に、『尻尾がクリームパンみたいでかわいい』と言われることが多く、『#バリケツ』というハッシュタグがはやったこともあった」という。15周年を迎え、「記念になるものを」と考える中で、尻尾クッションの商品化を思いついたという。

　クッションのサイズは、横＝約46センチ、縦＝約33センチ。価格は9,130円、税抜き8,300円で、「バリィさん」の語呂に合わせた。　

　宮田さんは「実寸サイズにこだわり、マニアの人にはたまらないのでは」と話す一方、「本当に尻尾だけのクッションで、バリィさんの姿もネームタグにあるのみ。本当に売れるのか不安しかない」と漏らす。期間中に予約数が100個に達したら生産する受注生産制とし、現在、予約を受け付けている。

　「バリィさんの気持ちを代弁すると、『ふかふかの尻尾クッションで、日頃の疲れを取ってほしい』と思っているはず」と宮田さん。「生産できた暁には、皆さんにクッションでリラックスしてもらえれば」と予約を呼びかける。

　予約は9月27日17時まで、ウェブサイトのフォームで受け付ける。予約が100個に到達した場合のみ生産し、12月中旬の発送を予定する。