今治市民のまつり「おんまく」(8月8日・9日開催)が今週末に迫り、会場となる広小路で7月31日、ちょうちんの取り付け作業が行われた。今年は映画「汝(なんじ)、星のごとく」とのコラボ企画のほか、有料駐車場を初めて導入する。
取り付け作業には20~60代のボランティア約45人が参加。1時間ほどをかけて、大小合わせて約700個のちょうちんを広小路沿いに取り付け、本番に向けた会場づくりを進めた。
今年の見どころの一つは、映画「汝、星のごとく」とのコラボレーション。同作は、凪良ゆうさんによる小説が原作。作中にはしまなみ海道や瀬戸内海の風景のほか、「おんまく花火」も表現されており、映画制作にあたっては今治市内でのロケ撮影も行われるなど、地域とのゆかりも深い。
今回の花火演出にあたっては、花火を担当する花火師が作品を読み込み、物語の構成に合わせた演出を行う。
今治地方観光協会は祭り当日、同作品とのコラボグッズをみなと交流センター「はーばりー」(今治市片原町)周辺で販売予定。有料観覧エリア外でも購入できるようにする。
今年から導入する有料駐車場について、運営委員長は「これまで無料駐車場への車両集中による交通障害や路上駐車が課題となっていた」と説明。交通の分散を図るとともに、駐車場予約サービス「アキッパ」 を活用し、企業や個人が所有する遊休駐車場の活用につなげる狙いもあるという。
有料駐車場は取材時点で大半が予約済みとなっており、土曜分を一部残すのみ。運営委員長は「公共交通機関の利用や早めの来場をお願いしたい。会場から少し離れた駐車場には空きもあるので、今治のまちを歩きながら祭りを楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。
来年の「おんまく」は10月2日の1日開催が発表されており、夏開催としては今年が最後となる。
運営委員長は「『今治市民のまつり』という思いで続けてきた中で、夏の『おんまく』として定着したが、今後も祭りを続けていくため、秋開催への変更を決断した。今年は夏の思い出をつくる『おんまく』を楽しんでいただき、来年からは新しい秋の思い出をつくる『おんまく』も楽しみにしていただければ」と呼びかける。